注文住宅の相場・価格は？実例を紹介しながら予算の決め方や平均の費用を解説！

自分の希望通りの家を建てることができる注文住宅は根強い人気を誇ります。

一方で「注文住宅でマイホームを建てたいけどいくら費用がかかるんだろう」

こういった悩みをお持ちの方は多いです。

ここでは注文住宅の相場・価格を実際の事例を紹介しながら解説していきます！

どのくらいのお金をかけたらどんな家が建つのか、そしてその事例を踏まえた上で、自分の家計の場合どんな風に予算を立てれば良いのかも解説していきます。

平均的な注文住宅の費用

国土交通省「令和2年度 住宅市場動向調査」によると、注文住宅の平均費用は下記の通りです。

土地も含めて新しく家を建てる場合は4,000万円以上かける人が多いようです。

ですが、注文住宅では建売住宅とは違い、自分で好きなように値段設定できるのが最大のメリットです。

そのため、シンプルでミニマムの自宅を建てるのであれば1,000万円台からも可能です。

ここからは値段ごとにどのような家を建てることができるのか事例を踏まえた上で紹介していきます。

1,000万円台の注文住宅

1,000万円台の注文住宅はローコスト住宅と呼ばれます。

一般住宅が坪単価50〜60万円なのに対し、ローコスト住宅は約30万円〜50万円と言われています。

最大で1/2に坪単価を抑えることができるローコスト住宅ですが、安さの理由の一つに材料費を削減していることが挙げられます。

しかしこれは質の低い材料で販売しているというわけではなく、ハウスメーカーが大量に材料を仕入れることによって、一つあたりのコストを下げているためです。

そのため、質が悪いわけではないですが、反対に個性を出すようなデザインにするのは難しい可能性が高いです。

こちらが品川区に1,000万円台で注文住宅を建てた事例です。

土地代を抑えるために3階建のような構造になるケースが多いですが、シンプルでスタイリッシュな印象を与える家を建てることは可能です。

2,000万円台の注文住宅

30坪の家で坪単価50万円の家を建てようと思うと単純計算で総額1,500万円ですが、諸費用がかかるので大体2,000万円くらいになるケースが多いです。

そのため、2,000万円台となるともう少し大きさにもゆとりがある家を建てることができます。

実際の事例としては以下の通りです。

都心から少し離れ、軒なしのキュービック型の家にするなどでコストを抑えれば、ある程度の広さを確保した家を建てることも可能でしょう。

3,000万円台の注文住宅

3,000万円の注文住宅を建てる場合、本体工事費の目安は約2,250万円です。

日本の平均的な一戸建ての床面積が38坪なので、平均的な広さの家を建てようと思うと坪単価は59.2万円になります。

先ほども少し触れましたが、一般的な住宅の坪単価が50万円〜60万円なので3,000万円が予算の場合は至って平均的なグレードの注文住宅を実現できると言えます。

これは愛知県の実例ですが、場所によってはこのような平家で高級感のある注文住宅を建てることも可能です。

4,000万円台の注文住宅

4,000万円台という予算は平均よりも少し高めの予算です。

4,000万円台であればローコスト住宅と異なり複雑な形状の住宅にも対応できたり、材料や設備にも少しグレードアップする余地が生まれるため、希望通りの住宅に近づけられる可能性が高いです。

注文住宅の予算の決め方

注文住宅の購入予算は一般的に年収の5倍と言われています。

また、国土交通省住宅局の「平成27年度住宅市場動向調査」によると新築の注文住宅を購入した全国の平均世帯年収は659万円という結果でした。

つまり、実際かけた費用が下記の「令和2年度 住宅市場動向調査」を参考にするすると実際には年収の5倍以上の費用をかけているケースが多いようです。

・土地の購入を含めた場合：4,606万円
・土地の購入を含めない場合：3,055万円

ローンの場合、一般的に建築費用の70%〜80%と言われていますので、4,000万円で予算を考えている場合は1,000万円程度の自己資金があると平均的と言えるでしょう。

注文住宅は予算決めが重要

注文住宅は理想通りの家を実現できる代わりに、様々なコストが発生して想定よりも費用がかかってしまったなんてケースも少なくありません。

まずはライフプランを立てた上で生活に余裕のある予算を決めて、その予算を絶対にオーバーしないように綿密に相談しながらプランを立てるようにしましょう。

プランの立て方が分からない場合はLIFUL HOME'Sなどの相談窓口でハウジングアドバイザーによる無料相談も実施しているのでそういったサービスも活用してみてください。

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