【可能】注文住宅を1000万円台で建てるには?実例と共に費用の内訳を徹底解説!

「せっかくマイホームを建てるなら注文住宅で自分の理想通りの家を建てたい」という方も多いかと思います。

今回は1,000万円台で注文住宅を建てることはできるのか、費用の内訳の実例を含めて調査してまとめました!

この記事で分かること

・1,000万円台で家を建てることができるか?→結論できる!
・1,000万円台の注文住宅の実際の事例5つ(間取り・費用の内訳・立地など)
・どこのハウスメーカーに依頼すれば1,000万円台で建てることができるのか
・ローコスト住宅のメリット・デメリットは?

1,000万円台で注文住宅を建てることはできるのか

先ほど結論を書いてしまいましたが、注文住宅を1,000万円台で建てることは可能です。

土地は既に持っているという方はもちろん、土地代を含めた場合でもやりようによっては1,000万円台で建てることはできます。

ただ、土地代を含めて1,000万円台という場合は大体予算の3〜4割は土地代になるので、土地代なしの場合の7割くらいに予算を収める必要があるので予算的にはかなり抑えなければいけないのは間違いありません。

1,000万円台の注文住宅はローコスト住宅と呼ばれ、ローコスト住宅を中心に扱ったハウスメーカーや工務店も多く存在します。

反対に、大手ハウスメーカーではほぼ間違いなく1,000万円台で建てるのは難しいでしょう。

また、こういったローコスト住宅では一から自分で依頼する注文住宅ではなく、ある程度の型が決まっていてその中から選ぶ規格住宅と呼ばれる方法が取られることが多いです。

国土交通省「令和2年度 住宅市場動向調査」によると、注文住宅の平均的な予算は以下の通りです。

注文住宅の平均予算

土地の購入を含めた場合:4,606万円
土地の購入を含めない場合:3,055万円

そのため、土地代を含めて1,000万円台となると、平均的な予算の1/3程度に抑える必要があることが分かります。

ここからはどうやってそのコストを抑えるのかを解説していきます!

注文住宅の費用を1,000万円台に抑える方法

コストを抑える方法は主に以下の5つです。

1. 二階建てにする

まずは平家ではなく二階建てにすることによってコストを抑えることができます。

これは、基礎部分の面積や屋根の面積が小さくなり、坪単価を抑えることができるからです。

一方で工事費用は二階建ての方が高くなると言われていますが、それを差し引いても二階建てにした方がコストは抑えられる可能性が高いです。

2. 坪単価の安いハウスメーカーに依頼する

ハウスメーカーごとに坪単価は決まっています。

住友林業や積水ハウスなどの大手のハウスメーカーの場合は坪単価は高く設定されていて、反対にタマホームや桧家住宅、ロイヤルハウスなどが安いです。

下記の表に代表的なハウスメーカーの坪単価を一覧でまとめました。

ハウスメーカー坪単価(目安)
アイフルホーム25~65万円
一条工務店45〜85万円
住宅情報館45〜75万円
住友林業60〜100万円
積水ハウス60~150万円
ダイワハウス70〜150万円
東急ホームズ50〜65万円
富士住建40〜65万円
三菱地所ホーム80〜140万円
レオハウス40〜60万円
ロイヤルハウス 40〜50万円


ちなみに、一般住宅の坪単価は50〜60万円で、ローコスト住宅は坪単価約30万円〜50万円と言われていますが、こうして見るとハウスメーカーによってかなりばらつきがあるのが分かります。

ハウスメーカーごとの違いは扱っている住宅のグレードや耐用年数などによるものが大きいです。

そのため、一概に安いからと言って選んでしまうと後悔することになりかねませんので、どこの部分の費用を削って坪単価を抑えているのかは必ず考慮するようにしましょう。

3. インテリアのグレードを下げる

また、当然ですがハウスメーカーの中でもどういったタイプの家を建てるのかによっても値段に差が出てきます。

キッチンのグレードを下げたり、照明器具を安いものにすることによっても予算を抑えることができます。

「そんなところを抑えても大して変わらないのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが意外と数十万円程度変わります。

また、エアコンなども施工会社に依頼するのが一般的ですが自分で用意することによって予算を抑えることが可能です。

4. 間取りをシンプルにする

部屋数を少なくすると、ドアやクロス、壁材などの費用を抑えることができます。

仕事部屋を別で作らず、リビングの中にワークスペースを作るなどの工夫次第で数十万円のコスト削減が可能です。

5. 注文方式を変える

注文住宅の注文方式には以下の3つがあります。

注文住宅の注文方式

・フルオーダー方式…完全注文設計の注文住宅。自分たちで設備・外観・間取りなど全て決める一番自由度の高い方法。

・セミオーダー方式…ある程度のパターンの中から組み合わせて決定する方式。フルオーダー方式より安価で期間も短い。全て決めるのは大変そうだけどある程度こだわりたい方におすすめ

・企画住宅…セミオーダー方式よりも厳選された選択肢の中から選択する方式。間取り・仕様設備・価格が決まっている。一番自由度は低いが最も安価で依頼が可能。建売は嫌だけど大きなこだわりがあるわけではない、という方におすすめ。

注文住宅というと全て自分で案を出して建築士と決めるというイメージがあるかもしれませんが、その中間のような方式が実は存在します。

フルオーダー形式よりも自由度は下がりますが、セミオーダー方式や企画住宅の方がコストは抑えられるので、「建売よりは注文住宅がいいけど、全てにこだわりたいわけではない」という方はこのような注文方式を利用してみるのも手です。

【実例】1,000万円台の注文住宅の立地と間取り

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